上司から、昇進の話を切り出され戸惑ってませんか?
嬉しいけど、あまり気が進まない。
サラリーマンブロガーのくませんぱいです。
ありがたいことに過去に昇進のお話をいただいた私ですが、二つ返事で「はい」とは言えずにお茶を濁してきました。
昨今のサラリーマンの出世に対する意識調査では、出世に消極的な事実が明らかとなっています。
そんな悩めるサラリーマンへ「出世しない勝ち組」を目指す生き方を提案し、人生の幅を広げてもらうことがこの記事での目的です。
- 出世を選んだ未来が見える
- 出世しない勝ち組を選んだ未来が見える
- 出世しない勝ち組という価値観の提案
- 出世しない勝ち組になる方法
すでに、出世しない勝ち組という生き方を受け入れた私が、そのメリットとデメリットもお伝えし、後悔のないベストな決断ができるように後押しさせていただきます。
出世は理不尽でツラい
出世というゲームには2種類のパターンがあります。
この2つのパターンを理解していなければ、出世は理不尽でツラいものだと感じます。
- 成果が評価され出世するパターン
- 社内政治で出世するパターン
成果が評価されるパターンは、言わずもがな本人も周りも納得する出世パターンです。
社内政治で出世するパターンでは、上位者や会社にとって都合のいい人が出世します。
- 組織に役立つ人(会社への忠誠心が高い人)
- 上位者のお気に入りの人
よく、大した成果も出していないのに、トントン拍子で出世する人は、社内政治で出世するパターンの人です。
上司次第で出世は決まるといいますが、組織のトップに行けば行くほど、ほとんどが社内政治で出世するパターンです。
不幸なのはこの仕組みを理解せずに、ひたすら成果にこだわり出世をめざす人です。
だから、成果を上げていない人が出世するのを見ると、成果を出している自分が評価されないことを理不尽に感じます。
僕もこの仕組みをわからずに、理不尽だと感じていたよ。
- 成果にこだわりたい人
- スキルを向上させたい人
- 社内政治が苦手な人
出世できないことを理不尽に思ったり、ツラいと感じたりする人は価値観を変えて、出世しない勝ち組を目指してみてはいかがでしょうか。
出世に対して消極的になる4つの理由
多くのサラリーマンが出世に対してあまり積極的ではなく、むしろ消極的です。
出世に対する意識調査のグラフをご覧ください。
博報堂生活総研による、2022年の定点調査では「会社で出世したい」という割合は13.2%と低調な結果でした。
その主な理由について詳しくお伝えしていきます。
責任が増える
出世して管理職になると、責任が増えるのがその理由の一つです。
仕事に対する責任だけではなく、部下の人生も重くのしかかります。
中途半端に出世すればするほど、その責任がさらに重くなり、苦行の様相を呈する会社もなかには存在します。
不安と焦りが常に背中合わせで、心が休まる暇がありません。
責任をものともせず、突き進めるタイプの人間なら問題ありませんが、そうでない人もきっといるはず。
上司を見て「大変そう」と思うようなら、あえてそのリスクを取りにいかなくてもいいと、個人的には思います。
人には向き不向きがあるので、「大変そう」と感じる時点で管理職な向いていないのかもしれませんね。
仕事量が増える
出世すると仕事量が忙殺レベルに増えるのがその理由の一つです。
管理職に課された仕事はざっとこんな感じです。
- 業績管理
- 労務管理
- 目標設定と計画立案
- 部下の育成
- 組織づくり
重要な仕事ばかりで、時間と労力が必要。
すべてを一人で抱え込むと、心身を壊すこともあるでしょう。
適材適所に人を配置して、上手に部下を働かせる能力が求められます。
でも、部下に任せようにも「働き方改革」の影響で残業や休日出勤させられず、結局自分がかぶる羽目になったという話をよく耳にします。
また、せっかくの貴重な休日も、取引先との接待ゴルフや会社の行事などで台無しになることも・・・
これだと、プライベートがなくなり心も身体も休まりません。
責任感が強いまじめな管理職のなかには心を病む人も多いようだね。
仕事と給料が見合わない
出世したのに仕事と給料が見合わないというのも、理由の一つです。
課長になったけど、残業代がつく係長のほうが手取りが多い。
「これだったら出世しなければよかった。」というのが中間管理職の本音でしょう。
仕事の責任、量だけが増えて給料がそれほど上がらなければ、出世するメリットがありませんよね。
社畜度は急上昇するので注意してね。
出世するなら、部長、さらにその上の取締役にならないと割に合いません。
そこに行けるのは厳しい出世競争を上手く渡り歩いた人だけなので、ほとんどが中間管理職で会社人生を終えるのも現実です。
人間関係が煩わしい
出世に対して消極的になる理由に人間関係があります。
中間管理職が人間関係を煩わしいと感じる主な理由はこれです。
- 上司と部下との板挟み
- 上役に気を遣う
- 納得できな会社からの指示命令を部下に強いるのがストレス
- 出世が原因による妬みや人間関係のこじれ
会社での人間関係のストレスをうまく解消できない人は、家庭にそのストレスを持ち帰ってしまいます。
すると、家族との関係にも影響がでて、破局という最悪の結末になることも予想できます。
気をつけたいものです。
ここまで、出世に対して消極的になってしまう理由を4つお伝えしました。
出世に消極的になってしまうのも納得できる。
出世するデメリットをよく分析した優秀な人は、あえて出世しないで上手く立ち回ろうとしています。
優秀な人はあえて出世しない選択をする3つの理由
「あの人は優秀なのに、なぜ出世しないのだろう」と思う人が会社にいませんか。
それには理由があるのです。
気になるその賢い理由をお伝えします。
コスパが悪いと気づいている
出世はコスパが悪いと優秀な人は判断しています。
新卒1,000人採用する大企業で役員になれるのは、そのうち1人だけといわれています。
確率でいうとわずか0.1%
優秀な人がこの確率を知らないはずがありません。
突き抜けて出世するには、実力のほかにも運という不確定な要素が必要です。
計算高い彼らからすると、確率が低くて不確定な要素がある出世のために、時間や労力を使うのはナンセンスだと思っているに違いありません。
会社の将来に見切りをつけている
会社や業界の将来に見切りをつけており、あえて出世を目指さない優秀な人がいます。
仕事を頑張っても、責任と負担を押しつけられるだけで損です。
「能ある鷹は爪を隠す」ではありませんが、うまくやり過ごしていることでしょう。
なんなら、沈み行く船からいつでも逃げられるよう、すでに準備を整えているかも知れません。
ちゃっかり転職活動しているかもね
副業やビジネスをやっている
副業やビジネスのために、出世を目指さない優秀な人がいます。
世の中には昇進や昇給で得られるお金よりも、はるかに大きなお金を得られる副業や、個人で始められるビジネスが存在します。
- 株式・FX投資
- 不動産投資
- ネットビジネス
優秀な人は賢く稼いでいます。
不透明な時代だからこそ、給料だけに依存するのではなく、複数の収入源を確保することが大切です。
せちがらい世の中だからこそ、伝えたい。
優秀な人だけではなく、すべてのサラリーマンが賢く、したたかに生きることを求められています。
出世しない勝ち組をめざすことは、まさに賢く、したたかに生きるための術を身につけることともいえるでしょう。
出世しない勝ち組とは?
出世しない勝ち組を目指して「何を手に入れのか」その概要を解説します。
達成目標は経済的な豊かさと、精神的な豊かさを手にいれ、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)すなわち人生の質を高めることです。
勝ち組とはすなわち人生の質を高められた人のことを指します。
「不幸なお金持ち」といわれるように、人は決してお金だけでは幸せにはなれません。
逆に精神的な豊かさだけを追い求めても、今の資本主義の世の中、満たされた人生を送ることはできないでしょう。
その両方をバランスよく満たすことが大切です。
その目標達成のためにオススメする方法が、ライフワークとなるような副業を見つけチャレンジすることです。
- 時間の使い方が上手くなる
- 経済的に豊かになれる
- 生きがいがみつかる
いずれも、人生の質を高めることに関連した理由となっています。
前置きが長くなりましたが、続いて出世しない勝ち組をめざす方法について解説します。
出世しない勝ち組を目指す方法を解説!
出世しない勝ち組を目指す方法についてお伝えします。
- ライフスタイルを見直して、無駄な時間を洗い出す
- 会社の仕事を効率化して、時間を作る
作り出した時間を「大切にしたい人」「人生のやりがい」に投資する。
ライフスタイルを見直して時間を作る
ライフスタイルを見直して時間を作りましょう。
ところで仕事以外の時間を何に使っていますか?
その時間の使い方は、人生を豊かにしてくれますか?
人生を豊かにしてくれるのであれば問題ありません。
過去の私はこんな感じで、会社以外の時間を使っていました。
- 飲み会
- パチスロ
- 会社関係者とのゴルフ
- だらだらとテレビやスマフォゲーム
精神的にも、経済的にも、まったく生産性のない時間の使い方ですね(笑)
楽しいのは束の間。
単なる憂さ晴らしのために、無駄な時間を垂れ流したと今では後悔しています。
もし無駄な時間の使い方だと自覚しているなら、それをやめる努力をしてください。
無駄に垂れ流していた時間を、人生を豊かにしてくれる時間に変えましょう。
ライフスタイルを見直すためにも、時間単位で使い方を一週間分記録することをオススメします。
見える化することで、無駄な時間の使い方が一目でわかります。
人生を豊かにしてくれる時間の使い方は、この後、詳しくお伝えしますね。
大切にしたい人のために時間を使う
ライフスタイルを見直し作った時間を、家族や恋人、大切にしたい人のために使いましょう。
身近な人との関係がこじれることほど、不幸なことはありません。
たとえば、配偶者との離婚。
離婚は大きなストレスがかかり、心をすり減らします。
もっとあの時、配偶者や家族との時間を大切にしておけばよかったと後悔しても遅いのです。
大切な人と良好な関係を維持するため、時間を使いましょう。
パチスロなんか打っている場合じゃないぞ💢
副業にチャレンジする
ライフスタイルを見直して作った時間で、副業にチャレンジしてみてはどうですか。
コツコツ積み上げて行けば、確実に経済的に豊かになれます。
副業といっても、さまざまな種類があります。
- アルバイト
- 株式・FX投資
- 不動産投資
- ネットビジネス
私のオススメは、ブログやSNSで情報発信して広告収入を稼ぐ副業です。
そう、アフィリエイトです。
- 少ない初期投資で始められる
- 再現性の高いノウハウが確立されている
- ノウハウが無料で手に入る
- 半自動的に稼ぐことができる
- マーケティングの知識やWebライティングが学べる
- 頑張り次第で独立も可能
もちろんデメリットもあります。
アルバイトのようにすぐに現金が手に入りません。
収益化するまでに時間がかかります。
個人差がありますが、報酬が発生するまでに早い人で3ヶ月、遅い人なら1年近くかかることもあります。
ちなみに私は雑記ブログを始めて、5ヶ月目で月収5万円を達成できました。
本当にパソコン一台で稼げるよ。
今はブログとSNSを使ったマーケティングを学び直し、安定した収益化を目指し精進している最中です。
会社の仕事は徹底的に効率化する
会社の仕事は徹底的に効率化するようにします。
何度もお伝えしますが、効率化して作った時間は「大切にしたい人」「人生のやりがい」のために使いましょう。
そのための効率化です。
人に任せられる業務は、人にまかせる。
効率化の鉄則です。
私は、副業で始めたブログから学んだコンテンツ作りのノウハウを、本業で活かし業務のマニュアル作りを進めてきました。
マニュアル作りって面倒なので、誰もやりたがりません。
でも、私はコンテンツを作る感覚でマニュアルを作れるので、まったく苦になりませんでした。
むしろ、工夫しながら作るのが楽しいくらいです。
こんなマニュアル欲しかったんだよ。くませんぱい、ありがとう!
自分の業務を効率化するために始めたマニュアル作りですが、部署のみんなに感謝される「おまけ」まで付いてきたのは驚きです。
マニュアルを作り、業務の効率化を図ったおかげで、狙い通りに定時で帰れる日が増えました。
定時で帰った日はもちろん、家族との団らんと、副業に時間を充てています。
出世しない勝ち組を目指す3つのデメリットを解説
出世しない勝ち組をめざすとなれば、もちろんデメリットがあります。
ですが、そのデメリットを前もって頭に入れておけば、冷静に対処することも可能です。
給料が頭打ちになる
給料が頭打ちになることは覚悟してください。
毎年、昇給はあるかもしれませんが、大きく給料がアップすることはありません。
当然ですが、どうしても一般職と管理職との間には給与格差があります。
また大企業の地域限定社員の方や中小企業にお勤めの方は、早い段階で給料が頭打ちになるのが一般的です。
私自身、過去2回の転職をしています。
ジョブ型雇用を希望していた私は、スキルを高く評価してくれた同じ業種の会社に転職しました。
その結果、当時350万円だった年収を500万までアップさせるのに成功した実績があります。
不安や心配を感じる人は、転職診断を利用して、好条件の仕事を探すのも解決手段の一つです。
同期や後輩が上司になる
同期や後輩が上司になります。
「そんなに、はっきり言わないでよ」という声も聞こえてきそうですね。
頭で納得しようとしても、心が納得しないでしょう。
- 悔しさを感じる
- みじめに感じる
- 焦りを感じる
- やりづらく感じる
出世を断り続けた私も、みじめな思いをしたこともありました。
自分で選択した道だから、今は後悔してないよ。
だから、この気持ちはよくわかります。
ですが、よく考えてみてください。
こんな気持ちになるということは、「俺の方が仕事ができる」と思い上がった考えがあり、出世に対する未練が、まだ残っている証拠です。
会社の仕事以外で夢中になれることができれば、こういった気持ちも徐々に薄れていきます。
趣味でもいい、副業で稼ぐことでもいい。
とにかく、会社以外にやりがいを感じられる活動を人生に取り入れてみてください。
執着がなくなります。
会社からの影響を最小限にして生きることが、出世しない勝ち組になるということです。
活躍の幅が限られる
出世しない道を選ぶと会社での活躍の幅は限られるでしょう。
なぜなら、今の職場にとどまる確率が高くなり、色々な業務を任されないので活躍の幅は広がりません。
ただし、プライベートは別です。
出世しない道を選んだことにより、自由になる時間が確保できます。
その時間を使って趣味や副業など、会社とは別の世界で活躍の幅を広げることは十分可能です。
ネットやSNSで今なら簡単にコミュニティーを見つけられます。
気に入ったコミュニティーに入り、会社でも家庭でもない、第三の居場所を作るだけで人生を楽しめますよ。
【緊急提言】出世できないのはみじめだと思うあなたへ
ここまで、「出世しない勝ち組」を目指す生き方についてお伝えしました。
どうしても、価値観を変えられずに、「出世できないのはみじめ」と思い続けてしまう方へのアドバイスです。
転職して環境を変えてください。
理由は二つあります。
- 自己肯定感が下がりすぎるから
- 新しい職場で能力を発揮できるチャンスがあるから
自己肯定感が下がりすぎると、負のスパイラルに陥り、心身の健康を損ねます。
今の職場環境が自分に合っていなかっただけで、転職してみると働きやすく能力を存分に発揮して活躍できることだってあります。
これは決して逃げではありません。
戦略的後退です。
全体の戦況を不必要に悪化させず、長い目で見て勝利を得るために、戦術的には不利であっても一旦撤退すること。
人生を戦場に見立てた場合、転職することは局所的な敗北かもしれないけど、長い目でみて勝利を得るために、今は態勢を立て直すことが最優先です。
転職して環境を変えると人生が良い方向へ、動き出すかもしれませんよ。
まとめ
意識調査の結果からわかるように、出世することに魅力を感じていないサラリーマンが多いことがわかります。
しかし、やりがいなく過ごすサラリーマン生活もつまらないものです。
そこで提案させていただいたのが、「出世しない勝ち組」という生き方です。
その生き方を実践し得られるものは決して小さくありません。
むしろ、人生に豊かにするための重要な要素ばかりです。
- 人生のやりがい
- 心の豊かさ
- 経済的な豊かさ
おっと、大事なものを忘れていました。
健康が得られます。
ストレスが少ない生き方なので、健康が維持しやすいといえますね。
「出世しない勝ち組」という価値観に共感していただけたら、ライフスタイルから見直してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。